2020年のイースターは4月12日でした。この映画はまさにイースターの話。コロナで家から出れないStay Homeの今は、家でDVD鑑賞やサブスクで心の糧となる映画を観ることをお勧めします!この映画はイースターにぴったり。イースターサンデーの前の金曜日、Good Fridayに観るのがベストですね。
2004年の作品で、監督は私の年代には懐かしい「マッドマックス」の俳優のメル・ギブソン。どことなく父親に似ていたので大ファンでした。
内容はJesusが十字架にかかるまでの12時間を描いています。聖書の福音書に書いてある内容です。
トリビアになりますが、最後の方のシーンでイエスを十字架に杭で打つシーンの手のショットがメル・ギブソン自身の手だと言うのは有名な話です。また、撮影が行われたのは真冬のイタリアでしたが、イエス役のジム・カヴィーゼルに至っては、裸に近い状態で十字架にかけられ、そのまま何時間も撮影のために放置されることによって、低体温症にかかってしまったり、撮影中に落雷にあい、奇跡的に助かったといった逸話もあります。
彼は撮影で、かなり精神的にストレスが極限まで足してしまい、肺感染を起こし、脱臼、数え切れないほどの切り傷と打撲を経験しました。しかしそのことによって、キリストの受難がそれ以上でありどれほどのものであったと実感し体験し、キリストの愛に触れ人生が変わったと、その後テレビや教会などで述べています。
彼はその後、映画「パウロ」で、福音書の記者でもあるルカ役を演じていますね。
残念ですが、日本では「残酷映画」と酷評されてもいたりします。メル・ギブソンはあえてそのように描いたようです。実際のイエスの十字架刑がどれほどのもだったのか伝えたかったのでしょう。私達がオシャレとしてつけている十字架のネックレスなどのアクセサリーは、実は処刑道具。イエスが十字架にかかった、という印です。それは私達を愛し、救うための十字架の愛の印。一人一人に与えらえている救いだと皆さんに知ってほしいです✨
ちなみに、私がこの映画を初めて観たのは、NYハーレムのマジックジョンソンシアターでした。上映中も涙が止まらなく、観終わった後は泣きすぎで椅子から立ち上がるのも大変で、一人で歩くことができず、友人に肩を貸してもらって映画館を出ました。帰国後に映画館で日本語字幕でもう一度観て、DVD(写真)も購入。
オススメしていますが、確かにむち打ちのシーンや十字架のシーンはかなり残酷なので気をつけて観てください。
Unending Love, Amazing grace...
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