BZ Mission Trip Report 3
4月18日 March of The Living いのちの行進 ビルケナウ
この写真の風景、見たことある人も多いはず。ドラマ「白い巨塔」の、最終回だったかな?重要なことを示唆するシーンでした。
かつてナチスは、「死の行進」をユダヤ人に強要しました。
35年前、その死の足跡をアップデートするため、アウシュビッツから、約3km先にある第2のアウシュビッツ収容所であるビルケナウまで行進を始めた、それが「March of The Living・いのちの行進」の始まりです。
18日はいのち表す日として、毎年4月18日に彼らはマーチします。
今年も、先頭を切ったのはサバイバーの方達、40人ででした。
そして、老若男女、世界中からユダヤ人が集まっていました。
「君たちはどこから来たんだい?」と質問する彼らに、「私たちはイエスラエルとユダヤ人を祝福するために来ました。」そう答え、マーチする最中も一緒に歌いました!
歌は本当に一つになれる!ヘブル語の歌詞、頑張って覚えてきて本当によかった!
5000人もの参加者が1時間弱歩き、ビルケナウに到着。
アウシュビッツよりももっと広い敷地。そこには、ユダヤ人が死ぬために各地から運ばれてきた線路が残されていました。
1車両に100人ほどが詰め込まれ、到着する前に死んでしまった人も多かった。
この日の参加者一人一人配られた板に、平和と愛、祈りを込めメッセージを置きました。
まもなく式典が始まったのですが、式典開始の音楽がなんとサイモン&ガーファンクルの「サウンドオブサイレンス」
そうだった!2人ともユダヤ人でした。
ただのフォークソングとして昔は聞いていたけど、聖書を読むようになり、この曲の意味を初めて知れたなと再確認。
式典会場のすぐそばに、破壊されたガス室がそのまま展示されています。
後年、ヒトラーはユダヤ人撲滅に全勢力を注ぎますが、戦争に負けると悟り、全ての収容所を破壊して証拠隠滅を試みました。
しかし、隠し切ることはできなかった。
神の目は、誤魔化せない。
この遺跡を目の前に、
復讐ではなく、赦し前進していくこと、
破壊ではなく、生み出すことを、強く語られました。
これほどの負の遺産を前に、
世界中から集まった民が、勝利を掲げている!
真理を目の当たりにして、言葉にならず震えました。
忘れられない1日を主に感謝します。
最後に、お墓を前に、ユダヤ人の悲しみに心を合わせ、メンバー全員で祈りと聖餐を捧げ、キリストの愛と平和を祈りました。
わたしは、
あなたを祝福する者を祝福し、
あなたを呪う者をのろう。
地のすべての部族は、
あなたによって祝福される。創世記 12:3
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