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  • 執筆者の写真Miwa Shioya 塩谷美和's Blog

ハリエット Harriet


「カラーパープル」に続き、女性が主役の映画「ハリエット」を紹介します!

先日、zoomパネルディスカッションした「グローリー・明日への行進」も女性監督でしたが、こちらも女性監督です!

日本では昨年2020年3月に公開。

2019年にアメリカ滞在した時には、まだ上映されていなくて「日本に来たら絶っ対観る!」と楽しみにしていました。が、コロナですっかり情報を逃してしまい、後日、Amazonで観ました。


ハリエット・タブマンが、アメリカで黒人初の紙幣の顔になるというのは有名な話です。オバマ政権時代に出た案ですが、トランプ前大統領が不満と異議を唱え、20ドル紙幣から2ドル紙幣に格下げ。しかしバイデン政権になり20ドル紙幣案が再開されました。今どうなっているのかな?


体は小さく、字も読めないが、男よりタフなハリエット・タブマン。彼女は、女モーゼ、とか黒人のモーゼとも呼ばれ、奴隷解放秘密組織「地下鉄道・Under Grand Railroad(アンダーグランドレイルロード)」で大活躍しただけではなく、晩年は女性の地位向上、女性が直接政治に関与できるための運動においても大きく用いられました。



これは、奴隷達が逃げるため、一次的に隠れる家で、現在はそのまま博物館として保存されています。




映画の中では、ハリエットが逃亡後、自分の夫を助けるため南部に戻ります(なんて勇敢な!)その噂を聞きつけた他の奴隷が一緒に逃亡させてもらおうと教会の地下に隠れる、というシーンがあります。





スレイブヘイブン訪問では、その地下室に入れてもらいました。中は撮影禁止です。ほんの4畳半くらいの大きさで、地面はほぼ土。多い時はその狭い場所に何十人も、長いときは3ヶ月も隠れていたそうです。

ヒンヤリと冷たい空気、そしてなんとも言えない匂いに、当時がどんなに過酷だったのだろう、と考えさせられ涙が出ました。



この映画には何曲か黒人霊歌が使われています。そしてニグロプリーチャーが重要な役割で出てきます。

牧師が聖書の言葉、ここでは新約聖書の「コロサイ人への手紙3章22節」を引用し、奴隷は奴隷主に従うようにと、躾るシーンがあります。

奴隷主は、奴隷達が文字が読めないのをいいことに、聖書のある部分だけを引用して、奴隷をしつけます。


そして「Hold on」を歌います。こちらがその歌詞

If you wanna get to Heaven, let me tell you how
Just keep yo’ han’ on de Gospel plow


労働に耐えろ、働け、と言わんばかりに歌いますが、しかし同時に「天国に行きたければ神のことばを手離すな」と福音を伝えています。

同じこの曲が、奴隷主が死んだ葬式でも流れます。とても意味深シーンなのであえてコメントはカット。映画で見てね。

ちなみにこの曲、夫、達也とのデュオアルバムに収録されています。日本語の歌詞もつけました。

興味ある方はよかったらこちらを!↓



他にもハリエットが逃げるシーンで、母親に別れを告げるために「Go Down Moses」に似た歌(この映画のために作られたようです)を暗号として歌い、また、川の水辺で150人の黒人軍隊を従え「Wade in the water」水の中を進め、、、と歌い、750人の奴隷を助けます。ちなみにこの映画の主題歌「Stand Up」はハリエット役のシンシア・エリヴォ自身が歌っているそうです。


歌う場面は聖書の中にもたくさんありますが、戦いの前に神への歌、賛美をもって敵に勝利する場面があります。

旧約聖書の第2歴代誌20章です。

ヨシャパテ王は兵の数や武器、状況からして明らかに勝ち目の無い戦いを前に、地にひれ伏して神に祈ります。そしてヤハジエルによって「この戦いはあなた達の戦いではなく、神の戦いだ。恐れてはならない。」と預言を受けます。

そして、軍の一番前に聖歌隊を配置し、神へ感謝の賛美を歌いました。

その後、なんと神は敵を打ち負かしてしまったのです!

天からの軍勢でしょうか?敵は同士討ちを始め惨敗。

いずれにせよ、神への感謝の歌によって神の力が働きました!

私達の人生にも様々な戦いがあります。病気、災害、貧困。

日常のあらゆる場面において、神への賛美を忘れないでいきたいです。



私の一番好きなシーンは、ハリエットが逃亡する直前、父に言われて牧師を訪問します。牧師に逃亡計画を告げ、祈って欲しいと伝えますが、牧師は最初は逃亡を止めるのですが、彼女の揺るがない決心を聞き、こう励まし送り出します。

「今から言うことをよく聞きなさい。”恐れ”は敵だ。神を信じなさい。」



ニグロプリーチャーは奴隷主と奴隷の間に立ちました。聖書の言葉と知恵を使い、変化が難しい奴隷制の下で、みんなの心を守り励まし、導いてきた役割もしていたのかと、感じます。

奴隷のアイデンティティーではなく、神の子どもとして誇り高く生きるように導きます。立ち上がる勇気を持つ者には、神が共にいてくださることを祈り励ます、そんな場面でした。



ハリエットはたった一人で160キロ(調べてびっくり、大体東京駅から静岡駅くらい!)の逃亡に成功しましたが、「私と主で逃げてきた」と言い切るほど、神の助けなしにはできなかったことを証しします。

彼女は、子供の頃に奴隷主から頭を殴られ、頭蓋骨が割れ、その後遺症から来る幻覚に悩まされますが、ある日これが神からの啓示にかわります。逃亡奴隷を先導する時も、神から語られ導かれて奇跡的に追っ手から逃れます。神の助けによって自由を得て、また多くの人を助けることができました!そしてなんと91歳まで生きました!神の癒しにハレルヤ!



私の部屋に飾ってある当時の指名手配レプリカチラシとキーホルダー



現在、アマゾンプライムビデオでは、黒人奴隷逃亡を助ける秘密組織「地下鉄道・アンダーグランドレイルロード」の連続ドラマがやっています!私はこれから観ようと思っています。


主に感謝を歌い、恐れから解放され、勝利がありますように!

The Lord be with You all the time!

恐るな!FEAR NOT!!!


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